2008年05月07日

嬉しい誤算


GWにピリオドが打たれた。

ウッドデッキではブーゲンビリアが咲き続け、庭には漸く土地に馴染んだのかプルメリアの蕾が甘い香りと共に花弁を広げ、睡蓮鉢には毎日真っ直ぐに碧い空に向かい蓮が咲き続けてくれた。

早い方では前倒しで4月中旬より休みを取り来島される方もいらっしゃった。
そしてトライアスロンに続き本来のGWに突入。
この3週間程の間、いったい何人の素敵な旅人と出会ったのであろう・・・
過去に宿のコンセプトを思案している際にターゲット層の見極めに頭を悩ませていた時期があった。調度品やアメニティーは非日常を演出するために最低限にしよう。でもその最低限の数々は芸術品とまで高められた、職人やデザイナーの息吹が感じられるぐらいのモノを選び、それが一つのリゾートというテーマを担い研ぎ澄まされた空間を構築させる。
きっとターゲット層は40代から50代辺りの自分に近い年齢層だろうと思っていた。
いざ蓋を開けオープンしてみると予想外の嬉しい誤算の連続だった。
生後数ヶ月のbaby連れのご家族から20・30代の若いカップルそして50代~70代の年配のご夫婦まで素敵な方々と沢山の出会いがあった。一概に言えることは、皆それぞれ旅の仕方が本当に上手い。そして笑顔が優しい。

日々仕事に追われ疲れた日常の中、宮古島という離島のリゾートそれもこんな小さな宿に皆が求める空間・ホスピタリティー・演出とはいったいなんなのか、そしてどれも欠けることなくバランス良く旅人に行き渡らなければならない。
実際全ての旅人を100%満足出来る宿やホテルというモノはこの世界には存在しないのかもしれない。
ただそれに出来るだけ近づける努力を迎える側としては徹底して日々奮闘努力しなければならないことは判っていた。
また何もかも利便性を追求するのではなく、ほんの一握りのささやかな不便さがあった方がそこにコミュニケーションは生まれ、一対一のインタラクティブな相乗効果も狙える。
一つの例として強いてあげるならば、未だ看板すら出していないので皆必ず迷われる。
それらも含めて一片の旅の想い出としてより深く脳裏に刻まれる要素となり得る事は経験上少しは予測していたつもりだった。
反対にそんな理論上のホテルマネージメントやマーケティング論を幾ら研鑽したところで、現実はそう上手くはいかない。
旅の演出の脇役者として徹底する様に改めて自分にも言い聞かせて迎えた初めてのGWは光陰矢のごとしで今振り返ってみれば沢山の気付きや学びを運営やお客様から習得した素晴らしい機会であった。そして今また本当に皆様の記憶の断片としてしっかり刻まれる様な宿であったかとハード面及びホスピタリティーなどのソフト面を踏まえて顧みている。

嬉しい事に宮古島滞在が楽しかったとホームに戻られた方々からメールで連絡をいくつも頂き、その文面を読んでいるときは宿の主として本当に冥利に尽きる。
この経験・思い、そして皆が残していった笑顔は間違いなく館内の至る所に刻まれているであろう。

今日は久しぶり午後から仲間と集まり、宮古島の更なる活性化に一躍担おうと色々アイデアを出し合いながらミーティングをしてきた。
まずは島で新しい情報コミュニケーション手段を提供する為の媒体を制作するので、明日から自分は作業にかかる。また近々島でインディペンデント系の映画制作を島人のみの力で形にしようとする話も持ち上がってきている。
ショートフィルムの海外コンペ等に出品出来るぐらいになれば、きっと面白くなるかもしれない。
具体的な形になってきたらいち早く周りの皆には知らせよう。

とりあえず今夜は深く深く久しぶりに眠りにつこう・・・・・・・・


宮古島の宿はプライベートリゾートホテルレン


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